それは

五感の

メディア

人類が森林から草原に出て狩猟採集生活をはじめたときの大問題の一つは、夜の過し方でした。多少の道具や火があっても、闇の中では途方に暮れて、孤独をかこつしかありません。寄る辺となるのは夜空の星。一見混沌とした星の群に、星座という「かたち」を見出すことで、何とか闇の不安に折り合いをつけたのでしょう。そして星座からは、物語が紡ぎ出され、その動向に我と世界の明日を占うことにもなりました。星空こそが最初の「本」であったのかもしれません。 人類が森林から草原に出て狩猟採集生活をはじめたときの大問題の一つは、夜の過し方でした。多少の道具や火があっても、闇の中では途方に暮れて、孤独をかこつしかありません。寄る辺となるのは夜空の星。一見混沌とした星の群に、星座という「かたち」を見出すことで、何とか闇の不安に折り合いをつけたのでしょう。そして星座からは、物語が紡ぎ出され、その動向に我と世界の明日を占うことにもなりました。星空こそが最初の「本」であったのかもしれません。

源流

01Experience

日本酒と日本文化の
深層に分け入ることで
見えてくるその多様性と
ビジネスの新たな可能性

Speaker 御立 尚資 Mitachi Takashi

Recommendation

坂口謹一郎『古酒新酒』
谷川徹三『縄文的原型と弥生的原型』

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身体性がどんどん忘れられていく中、
あらためてそこにもう一度光を当ててみたい。

縄文的なものと弥生的なものが行ったり来たりしながら日本の文化を豊かにしている。

追体験

02Experience

故郷を同じくする空海の
青年期の著作に
その知られざる凄さと
可能性を読む

生身の人間しか、私は信じない。

Recommendation

空海『三教指帰』

Speaker 土取 利行 Tsuchitori Toshiyuki

生身の人間しか、私は信じない。

色彩

03Experience

色という言葉にしがたい世界に
正面から向き合うために

Speaker 吉岡 更紗 Yoshioka Sarasa

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Recommendation

ヨーハン・ヴォルフガング・
フォン・ゲーテ
『色彩論』

色自体を言語化するって、すごく難しい。

色自体を言語化するって、すごく難しい。

破天荒

04Experience

ほんとは、けっこう抽象楽しいギャグ系のピノッキオ。

勉強と努力が嫌いな 大人たちのための ピノッキオと 女神たちの冒険譚

Recommendation

カルロ・コッローディ
『ピノッキオの冒険』

Speaker 祖父江 慎 Sobue Shin

むかしむかし、あるところに、
棒が1本あったとさ。

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話術

05Experience

この本を読むと意識が同調して
話者になれるんですね

Speaker 福井 栄一 Fukui Eiichi

Recommendation

柴田鳩翁『鳩翁道話』

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この本を読むと意識が同調して話者になれるんですね。

実体化

06Experience

Recommendation

萩原朔太郎『萩原朔太郎詩集』

Speaker 武藤 政彦 MUTTONI

文学作品の
イメージの世界を
人形たちが演じる
不思議舞台
つくり方

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日常に流れている時間を
切り出したときに、
そこでループが起きてしまう。

ずっとある町を散歩していると、まったく見知らぬ町に出る。どこにたどりつくんだろーなーって思いません?の本を読むと意識が同調して話者になれるんですね。

Speaker 倉谷 滋 Kuratani Shigeru

時代遅れとみなされた考え方に
正面から向き合うことで
最先端の進化科学を拓く

形態

07Experience

動物を美しく見せる、博物学的な夢、
そういったものを体現している
憧れの学者です。

Recommendation

エルンスト・ヘッケル『一般形態学』

『宇宙の謎』については、ひょっとしたら

夢野久作が読んで『ドグラ・マグラ』に応用しているんじゃないかな。

顕現

08Experience

現代は、デザインという
営みのルネッサンスが
求められている時代

デザインは、
民主主義のツールなんです。

Speaker 西岡 文彦 Nishioka Fumihiko

Recommendation

エル・リシツキー+マヤコフスキー
『声のために』

何物かが、一番本質的に取り得る

形みたいなものを、ずっと探している。